「前橋をデザインする、未来のまちづくりシンポジウム」を開催しました(2026/2/20)

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目次

    「前橋をデザインする、未来のまちづくりシンポジウム」を開催しました(2026/2/20)

    2月20日(金)、中央公民館(前橋プラザ元気21)で、前橋のこれからのまちづくりをテーマにしたシンポジウムを開催しました。
    群馬県の前橋クリエイティブシティ構想、MDCの進める、まちなかの「なりたい姿」を描いたマスタープランや市民参加の新たな仕組み「MAEP(前橋ENGAWAプラットフォーム)」を参加者に分かりやすくご紹介し、会場の皆様と共に「前橋の“これから”をどう描き、どう動かすか」を議論しました。
    まちづくりに関わる多様な方々や市民の皆様等、約200名が参加し、前橋のこれからのまちづくりの方向性を共有し、「民間主導のまちづくり」を次にステージへ進める、第1歩となりました。

    MDCは、本シンポジウムでご紹介した、まちなかのマスタープランを2030年ごろまでに段階的に実現していきます。群馬県の前橋クリエイティブシティ構想とも連携を深め、MAEPを活用して市民の皆さまと具体化を進めていきます。

    以下のリンクから、動画をご視聴できます。
    (動画は準備中)

    第1部

    「前橋のまちづくりの現在地とこれから」について、ご紹介しました。

    前橋駅~県庁を、歩いて楽しい1.5kmへ。「前橋リッジライン」

    原田麻魚さん(マウントフジアーキテクツスタジオ)と鶴田景子さん(WRT)から、駅〜県庁の約1.5kmについて、街のハイポイントを1つの線につなぎ、「歩いて楽しい空間」にしていく考え方の発表がありました。完成図を決め打ちにせず、ワークショップや社会実験を重ねながら市民の皆様と一緒に形を育てていくという、前橋らしいアプローチも説明されました。
    「車主体の前橋駅~県庁を、トランジットモール、つまり歩いて楽しい街にしていこうというのが、前橋リッジライン。」(原田さん)といった説明や、「私たちが目指しているのは“和音”。固定したものではなく、時とともに進化していく街づくりが大切。」(鶴田さん)といった発言もありました。

    まちなかの未来を描くマスタープランをお披露目

    平賀達也さん(ランドスケープ・プラス)と東海林弘靖さん(LIGHTDESIGN INC.)から、MDCと共に進める、中心市街地コアエリアの将来像の発表がありました。赤城山や利根川の地勢を手がかりに、回遊しやすく、滞在したくなる“歩きたくなる街”へ段階的に広げていく内容です。
    「車と人が混在し、公共交通の便もバラバラな現状を、社会実験を繰り返しながら、人が主役の街にいち早く変換する。それがコアエリアのミッション。」「日本国内に先がけて、前橋が中心市街地を大胆に変えていく。この実現に向け、市民の皆さんと共有できるイメージを作りました。」(平賀さん)といった趣旨の発言もありました。
    夜の在り方については東海林さんから「夜は1つじゃない、時間帯や月齢で表情が変わる」「中央通りアーケード上の照明を消してみたら、案外いらないと感じた」との発言もあり、過剰に明るくせず“楽しい夜”をつくる新しい夜の考えが共有されました。

    まちづくりを市民の皆様と創っていく、新たな仕組み

    谷川じゅんじさん(JTQ)から、MDCと進めるMAEP(前橋ENGAWAプラットフォーム)の発表がありました。街はいまも“昭和OS”のままで、現実に合う新しい仕組み=MAEPが必要との指摘があり、MAEPについて、「街の笑顔をつくる。決める組織ではなく“話し合いを形にする新しい仕組み”。」と説明されました。また、MAEPの仕組みをメトロノームの共振になぞらえ、内でも外でもない“縁側”を常設して、ばらばらな声を受け止め重ね合わせていくという考え方が示されました。これにより、従来の「有識者と行政が固め、最後にパブコメを求める流れ」をひっくり返し、先にみんなで思いを見える化し、専門家と行政が後押しするという、新たな進め方への転換も提案されました。
    最後に、「前橋の縁側プラットフォームを起点に日本・世界のまちづくりのファーストペンギンとなり、各地へ広げて日本を次のOSへ進化させたい。誰か任せではなく、みんなが乗れる場をつくりたい。」と締めくくられました。

    第2部

    ”これから”の前橋の姿はどのように進化して描かれていくのか、まちづくりには市民がどのように参画していくのか、そして、今後はどんなステップで実際の街が変わっていくかを、パネリストや会場の皆様と一緒に議論しました。

    前橋クリエイティブシティ構想とまちなかマスタープランについては、「違うところはなく、両計画はアーバンデザインを背骨に共通点が多い」「前橋発のモデルとして、世界が見に来る街に」といった発言があり、方向性の一致が改めて共有されました。また、今後は、重要エリアから段階的に連携と実装を進めていく考えが示されました。

    これからの前橋について、田中仁さん(太陽の会会長)からは「他にはない差別化された、みんながワクワクするまちを作っていくことが重要。まちづくりは100年の計であり、市民がどれだけ自分事化できるか。少額でも投資してまちづくりに参加するかが前橋の未来を決める。」との呼びかけがありました。宇留賀代表(MDC)からは「民間主導の中心市街地は2030年ごろを目標に、MAEPで市民30万人の声を束ねながら、県のクリエイティブシティ構想とも歩調を合わせて前進します。」との考えが示されました。

    会場からも「県と民間が同じ方向を向いていて安心した。進捗をもっと頻繁に、分かりやすく発信して欲しい。」との声が上がり、学生からは「駅から県庁まで、歩くのが楽しい道になったらうれしい。お金は出せなくても時間はあります。労働やアイデア、SNS発信で関わりたい。」との前向きな発言が多く寄せられました。


    以下のリンクから、動画をご視聴できます。
    (動画は準備中)

    参考

    登壇者・パネリストのご紹介

    • 原田 麻魚

      株式会社マウントフジアーキテクツスタジオ一級建築士事務所

    • 鶴田 景子

      WRT, LLC プリンシパル ランドスケープアーキテクト

    • 平賀 達也

      株式会社ランドスケープ・プラス 代表取締役

    • 東海林 弘靖

      LIGHTDESIGN INC.  代表 / 照明デザイナー

    • 谷川 じゅんじ

      JTQ株式会社 代表

    • 田中 仁

      一般社団法人 太陽の会会長

    • 宇留賀 敬一

      一般社団法人 前橋デザインコミッション代表理事

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